【連撃】ワクワクさんの作って壊そ~Part3~
「んしょ、んしょ」
ガキャコン
「あぁ~ワ~クワ~クさん!またなにか作ってるの~?」
「ああ。ゴロリ。今日はねぇ、機関銃を作ってるんだよ」
「きかんじゅ~?」
「そう。回転させながら給弾・装填・発射・排莢のサイクルを繰り返して秒間4000発を打ち出す重機。まさに化け物さ。」
「わぁ~いおもしろそ~う!
ボクもやるボクもやる~」
「わかった。
じゃあいいかい?
バレルを大量に用意してと……おいしょと」
「こんなに用意して本当に全部使ってるの~?」
「まぁ見てなよ。
これを、この鉄の輪っかに……うぅ~よいしょ」 カァン
「わぁ~スゴイスゴ~イ!ワハハ!お~もしろそ~ボクもやる!」 カァン
「うん。いいね。そして回転させるモーターを取り付けてと」
カァンカァンカンカン
「ワハハ!スゴイスゴ~イ! こうやって取り付けてとと・・・」
カァンカアンカンカン
「そして、この弾を装填するようにしたらと・・・・」
カチ
「こうかな~・・・・?」
カチ
「ほーら!完成~!!!」
「か~んせ~い!」
「ゴロリ見てごらん!大きな木も機関銃にかかったら・・・」
キュィィィィン ズガガガッガガガッガガガ シュィィン
「ワホホ~!すごいすご~い!こうかな」
キュィィィィン ズガガガッガガガッガガガ シュィィン
「あっちの木も~ほら~ッ」
キュィィィィン ズガガガッガガガッガガガ シュィィン
「ワ~ハハ!そ~れ~」
キュィィィィン ズガガガッガガガッガガガ シュィィン
「ワ~ハハ!楽しい~楽しい~」
「………」
「あれ、ワクワクさんどうしたの?」
「…………違う。」
「ワクワクさん?違うってな~に?」
「目的が違う。」
「???」
「我が……兵器を作るのは……
森林を伐採する為の利便の追及ではない」
「……ワクワ……?」
「ハーハッハッハハ!
兵器は!
人を!
効率的に!
殺める為の道具なのだ!
そうだろう!?違うかね!??」
「ちょ……ワク…」
「喜べ。
貴様が。
この兵器に殺される『効率化』第一号だ。」
「嫌だ!
死にたくないよ!
ワクワクさん一体どうしたんだよ!
ウワァァァァァアァァァァァァアァァァ!!!!!!!」
「ウワーッハッハッハッハハハッハ!くらえぇぇぇぇぇぇい!!!」
キュィィィィン ズガガガッガガガッガガガ
「ワッ」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
「ウワーッハッハッハッハハハッハ!アーーーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ…
END
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