【バカ】「トトロいるもん!」中堅社員の超憂鬱な1日
【バカ】「や…やめろぉ!」中堅って呼ぶなら給料も上げろよ社員君のゆううつ
うぅ…。
月がまぶしい…。
仕事柄、月の光を浴びること
なんてほとんどない。
月光仮面ってすげぇな。
まるで、血を吸うぽんぽこりん
でもなっている気分だ。
溶けはしないが溶けそう。
っつーかいっそ溶けたい。
溶かしてくれェ!
そしてクイックルワイパーに入れて
冷凍保存してくれ。
100年後に起こしてくれ。
永遠には寝たくないけど、
仕事しなくていい世界に飛んで行きたい。
飛んで
飛んで
飛んでぇ!
はぁ。
今日も会社。
今日は入社式が午前中にあるから、
体力的は楽だけど、
仕事がつまるだけなんだよなぁ。
つめるのはチンチン部分の穴があいた
パンツだけで十分だっつーの。
はぁ。
新しく人が入って来るだけなのに
「チンチン…ガハハ!」
っていう思考になってしまう
自分がイヤで仕方ない。
まぁ、
新しく入ってくる新入社員に罪はない。
ズッキズキで迎えてあげなくては。
おっ、おちけつ!
オレ!
まぁ。
こんな会社に入ってくること
自体が罪みたいなもんか?
ガッハッハッハッハッハハぁ~…!
フゥ…。
毎日思う。
小さい頃、マトリョーシカの
一番最後みたいだった頃。
(どんな時だよ!)
いや、
ラッキョ井上みたいだった頃。
(誰?)
自分はこうなると思っていたか?
(どうだよ!!)
マジで。
悲しみパシフィックオーシャン。
シザーハンズ。
東急ハンズ。
チョキチョキ。
ハァ。
「アッチョンブリケ」
と言い続けてもうアラサー。
アラウンドなんてぼかした言い方が
流行っている理由がわらかないが。
ってかアラウンドってなに?
周辺だからなんだよ!
定義広くね?
歳ってわかりやすい定義が
あるのになんでぼかすの?
あ!?
現実を受け止めたくないのか!?
そうなのか!?
そうだろう!?
だせぇ!
たとえば
「嫌だー、もうアラサーよーん!」
って28歳は28歳だろ!
それでいいじゃんか!!
なにむしろ歳多めにいって
まだ若いんだよぶってんの!?
うっわー!
こんなんプログラムで分岐させたら
定義が決まってなくて
イライラするぜェ!!
えっ?
アラサーは25歳からなの!?
それって四捨五入じゃね!?
26歳からアラサー?
アラサー長くね!?
最早30代でよくね?
響き?
イカの響きなのか?
アラフォーが来るのは!?
36歳!?
それって四捨五入じゃね!?
そうなのか!?
そうだろう!?
そうなの?
えっ…
それって…
はぁ…。
まぁいっか!
アラサウまで生きなくてはなぁ。
年金の元栓締めないと。
ってこの頃には
元気じゃねぇだろうな。
なんで働くていいお年頃には
元気じゃねぇんだよ!
あぁネガティブ過ぎてゲロ吐きそう。
でも止まらない。
ネネネネ!
ネガティー?
マジ止まらねぇ!Kappa-Ebi-せん!
ネネネネ!
ネガティー?
Help!雪見だいふく固くないプー?
ネネネネ!
ネガティー?
間違ってオーダーもみあげ丼!
このままずっと残業生活?
恐ろし恐ろし恐ロシアァ!
ロシアに謝れ!
このままずっと往復するだけ?
グルグルグルーヴィ!
グルーヴィに謝れ!
あーあぁ!!
ジジジジンジン人生って?
人生って一体ィ?
謝らせろよ!
はぁ。
行きたくないけど行くか…。
ローラーブレードを両手両足にハメ、
車のキーを回した。
―…
―――…
――――――…
…というわけで、
ようこそカンパニー会社コーポレーションへ。
ムーニャラヒニヤラ。
アヒージョアデージョ。
〇▲$%#@*…
qwせdrftgyふじこlp;
――――――…
―――…
―…
偽社長の相変わらずの呪文を聞き
半分ダークサイドに落ちかけた。
本当に
「止めろオォォォ」
と言いながら穴に落としそうになるぜ。
大企業ぶりやがって。
ぶりてぇなぁ「ぶり大根」でも
煮てろってんだい!
バーロー!
一回湯通ししろって言ったろっ!
くっせぇ!
魚くせぇ!!
下ごしらえ大事!
下ごしらえ大事!
大事なことなので二回言いました!!
「百回洗ってもー?」
「「「大丈夫ー!」」」
やかましいわ!!
乗せろ!
倉庫の上に乗せろッ!!
あぁ止まらない!
グチが止まらない!!
久保田としのぶのメリーゴーランド並
に止まらない!!
ここで課長から声がかかる。
ったく、かけるのはご飯にかける
卵で十分だっつの。
ってか…
「TKG」が
「卵かけごはん」って
誰が言い出したの?
日本語で事足りるじゃんか!
バーカバーカ!
トトロいるもん!
ここ入ったとこにいたもんッ!
ジャイアン見て来て?
調子良い
けど
ゴリラ顔!
隣の
キャッツを!
ガッ!
ガヤガヤ。
ガヤガヤ。
なんかうるさいな。
と思ったら、
となりの同僚の独り言だった。
珍しい独り言だな…。
どうやらやってきたのは
今年入って来た新入社員達だ。
初々しくていいねぇ~!
おじさんにはまぶしくて…
体がッ!!
夏になーるッ!!
過激でッ!!
最ッ高ッ!!
って程じゃあないけど、
体の中から
HOT!HOT!
HOT!HOT!
HOT!HOT!
アブねぇ。
しぬところだったぜ。
最後の新人が頭におかかをふりかけられ、
また研修室へ戻って行く。
何を思ってこんな会社に
来たのかは分からない。
自分も入って来たときは
あんなに初々しかったのだろうか。
ケツの穴どこをほじくっても
そんな記憶は出て来ない。
もはや冷え切った感情で
平日を乗り切ることしか考えていない。
こんなになると思っていたのか僕。
悲しいぜ僕。
僕もっとやりたい事あったよね僕。
そうこうしているうちに
ケツリンピックが開催された。
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