どうせ死ぬなら最後は笑いながら死ぬことにした。

【バカ】「おはようギョざいます」新人社員の超激動の一日

2020/12/03
 
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新社会人の朝は早い…。

 

リーニングに

出したリンゴ。

想通りボロボロだった。

 

タグを外し、

リンゴ・スターの上着へ袖を通した。

 

鏡を見ると、

今まで見たことない顔がそこにあった。

 

ワクワクする気持ちと不安な感情が

絵の具の混ぜ始めのように交じって行く。

日は社会人として初めての日だ。

 

この日が僕の新たなるスタートだと思うと、

目から山椒があふれ出そうになる。

 

早速、昨晩の内に用意しておいた

バッグの中を確認する。

 

100エーカーの森。

 

クリストファー・ロビン。

 

もしもの時のメガネ。

鼻、ヒゲ付き。

 

ハンカチ。

間違えた。

ンヒャーンカチィィィフッ!!

をしたせいで目が乾く。

 

とっさに目をうるおそうと

目薬を点眼する。

 

気付けば紅ショウガで

ヒタヒタになっていた。

 

ショウガの部分はジャマなので捨てた。

ノキダケ?

こんなの必要だっけ?

 

昨日の自分に問いかけるも返事はない。

靴箱に戻す。

 

 

ダンベル…?

 

おいおい!

僕の上腕二頭筋ちゃん!

これが欲しいんだろッ!!

 

ってオイ!

 

こんなことしてたら、

会社着くころには筋肉ムキムキに

なっちゃうだろッ!

 

んもうッ!!

つも通りトイレに流しておいた。

 

ついでに、

バッグに塩コショウをふる。

 

これで準備はいいだろう。

 

 

しい靴に足を入れる。

 

こんな履き心地の悪い靴を

一日中履いている世のオタマジャクシ。

スゲェよなぁ。

 

足が蒸れてしょうがないぜよ。

間違えた。

 

こりゃ夜明けが近いぜよ。

足のな。

んのこっちゃ!

 

「足が蒸れたら臭い。」

 

この自然の摂理に抗いたいと
思っていた中学生。

 

あの思春期に突き付けられた事実は…。

 

 

頭がショート寸前だった。

 

まぁ、

無事ピッチャーゴロで済んだけど。

 

今すぐ会いたくなった。

 

 

ところで、

タキシード仮面様はあんな格好で

戦いずらくなかったのかなぁ?

びないし。

ジャージのがいいと思うんだけど。

 

それに足蒸れちゃうよね。

 

 

どうせならタコも入れて一緒に

蒸し上げておけば一石二鳥だな。

 

タコ焼きみたいな顔してるし。

のエジソンをも超える発明を

ひらめいた自分の脳味噌に賛辞を贈りたい。

 

パンパパパンパン
パンパパパンパン
パーンパパンパ パンパンパン

パンパパパンパン
パンパパパンパン
パーンパパンパ ハー゚ンパンパンパーン
(正露丸のテーマ)

分の脳味噌に当てて

メールを送信する。

 

添付ファイルがパツパツだわ。

届くかな。

 

無事、迷惑メール

フォルダに入ったようだ。

 

玄関を開ける。

社日に相応しい、

心地よい風が僕の体を突き抜けた。

 

そして、その風は勢いを増し…。

 

そのまま音も立てずにぽっかりと

お腹に空洞ができた。

 

よく、本当にびっくりした時は声も出ない

というが正にそれだ。

 

 

まるでドーナツだ。

 

男のボクに穴が開いた…。

 

これこそミスタードーナツじゃねーの?

ドーナッてるの?

日も愉快な一日が始まるんだ。

 

あぁユカイ。

まじでダイヤモンド。

 

ダイヤモンドだねぇ~っ!

Ah Ah~(Ah Ah)

Ah Ah~(Ah Ah)

 

んっ?

ピンときた。

 

これは…

ダイヤモンド☆ユカイを

歌ったものだったんだ。

りゃぁ歴史が覆るぜ!

 

 

車のキーのボタンを押すと、

僕のマイカーがおはようと声をかけてくれた。

 

 

僕はうるさいと思い、無視した。

 

スパイシーな手羽先が

ボクのこめかみを突き抜けた。

「食べ物を粗末にするな!」

と言われ育ったので、

 

僕は右腕に全精神力を集中し

マイカーを本気で叱った。

 

「ハウスッ!」

マイカーは犬小屋に戻った。

 

仕方がないので

自転車に乗り、

僕はカゴへと頭を入れ、

会社へと急いだ。

 

―…

―――…

――――――…

 

…というわけで、
ようこそカンパニー会社コーポレーションへ。

 

ムーニャラヒニヤラ。

アヒージョアデージョ。

 

〇▲$%#@*…

 

qwせdrftgyふじこlp;

――――――…

―――…

―…

長みたいな風貌のペッパー君

長々とした呪文が終わった。

うして小学校の校長といい、

こう偉そうな大人はグダグダと

つまらない話ができるのだろうか。

 

 

仮に今戦争中で、

あの説明が呪文だったなら。

 

アイツはとっくに

プリッツになっているだろう。

(ちなトマト味)

 

 

自分で呪文を作っていいのであれば

「あ!」

とかにすればいいのに。

も、待てよ?

 

「あ = 火」

で開いてを燃やしつくす呪文を当てはめた場合、

 

「あっ!思いだした!」

なんて恋人の前で言おうものなら…。

 

 

恋人は火だるま…。

して、血だるまに…。

 

その後、雪だるま

 

二度とだるまさんが転んだ

ができない体になるなんて…。

 

―…

―――…

――――――…

れから各部署への

挨拶が行われるようだ。

 

昨日の夜寝ながら考えた挨拶。

 

「ハイハイウーロンハーイ!!!

お酒が大の苦手!

たこわさの生まれ変わり!

あなたの心をダブルクリック!

僕でーーす!!」

 

って感じでいいのかな。

どこのアイドルだよ。

 

うまく踊れるだろうか。

 

人は僕を含めて7人いるようだ。

それぞれ緊張の面持ちだ。

 

フン、まぁ至極当然だろう。

 

この人たちは人生が初体験、

つまり「アマチュア」だ。

 

これからプロになろうと

しているってぇわけだ。

 

サーファーでたとえるなら、

まだホワイトボードを買ったばかり。

が。

 

いずれは、なるであろう。

 

人生という荒波を乗りこなすプロにね。

 

というか僕も人生初体験だけど。

 

―…

―――…

――――――…

か課」に通される。

 

この会社の人気のふりかけの一つらしい。

 

おか課の課長らしき人が

挨拶をしている。

がキレイだ。

出荷間近なのだろう。

 

これは…

ワクワクが鳴りやまない。

ワクワク!
ワクワク!

 

…ワクワクがうるさい。

 

しまった。

 

携帯をマナーモードにするのを忘れていた。

 

ワクワク!
ワクワク!

 

すっげぇうっせぇこの着信音。

の着信音を聞いて

常にワクワクしたいと思っていたが。

 

ただうるさいだけだった。

 

次からは

「静かにしてよ!」

とシャウトする着信音にしよっと。

 

そう考えると

ワクワクが止まらない。

 

期の一人が頭に

「おかか」

ふりかけられる。

 

急に燃え出した。

学調味料だらけだなありゃ。

 

―…

―――…

――――――…

っちょやってみっ課」

に通される。

 

この会社のやる気を担当している
部署らしい。

 

「オッス!おら課長!

やっぱぁ飯食わねぇーと

リキへぇーんねぇがんな!!」

 

予想通りの挨拶で僕の左肩が

なで肩になった。

かり肩とどっちが

いいのかはわからない。

 

ただ、確かなことは。

 

前のいかり肩の僕は

かえって来ないということだ。

 

 

あぁ、僕のいかり肩。

愛しのいかり肩。

かり肩もいかりや長介ももういない。

 

やり場の無い怒りが僕を包んだ。

 

その怒りはイカリングとなり、

僕の目の前に具現化された。

かなかうまそうだ。

 

朝からなにも食べていないので、

イカリングを耳に通す。

 

 

僕はラミレスで4番になった。

 

END

 

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こんなくだらない記事を

 

読んでるなんて…

 

 

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あなた…

 

 

最高ですか!?

 

ありがとうございました!

 

また来てね!

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